遷座祭、解体祭を終えた4月11日。48年間雨風、そして東日本大震災を耐えた合祭殿の取り壊しが始まりました。
作業をして下さるのは地元の大工さん。きっと重機が来てあっという間に取り壊されるのだろう…と思っていたのですが、始まってみるとなんと4名の大工さんの手作業ではありませんか!棟梁さんは下舞木地区の神社の総代長さんで、日頃から大変にお世話になり、直会の席では宮司とお酒(御神酒というらしいですが…笑)を酌み交わし、私にも穏やかに気さくに接して下さる人生の大先輩。その姿しか知らない私には衝撃的でした…凄い…総代長さん…かっこイイ…屋根に登って他の大工さんに指示を出しつつ、手際よくゆっくり、でも確実に解体していく…手作業での解体が進み外した建材もチェーンソーで綺麗に切断して、丁寧に軽トラに積んで運び出して行く…。解体が済むと、測量(?)して基礎の為の溝もスコップ等で手彫り。そこにベニア板で型を作り、手でコンクリートを混ぜ、鉄筋の棒を埋めながらコンクリートを流し込む…。一連の手作業を見ながら「技術と経験」って凄いなと、棟梁さん(総代長さん)を改めて尊敬してしまいました。
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